Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

本のこと

SaravahのNana Vasconcelosが届いた

最近、Saravah本を読んだが、面白い。あの手の本がイケないのは、欲しいレコードが増えること。SaravahのヴァスコンセロスはCDで持っていたのだけど、レコードが欲しくなった。やれやれ。 仕事なんかしないで、雨の日はレコードを聴いて、本を読んでいたいの…

高橋順子「夫・車谷長吉」昭和の芸術家のこと

夫・車谷長吉 作者: 高橋順子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2017/05/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (6件) を見る 随分前の出張の折、大船駅で寄った本屋で購入。車谷長吉は赤目四十八瀧心中未遂が直木賞受賞で話題になったときに読んだ。…

ちゃぷちゃぷレコード編:Free Music 1960〜80 Disk Guide Edition (2017) 網羅的なディスク・ガイド

Free Music 1960 80: Disk Guide Edition 作者: Takeo Suetomi,Yoshiaki Kinno,Koji Kawa 出版社/メーカー: Tpaf 発売日: 2017/01/11 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る 前編はフリージャズに関する記事とディスクガイドが半々だったが、…

津上俊哉:「米中経済戦争」の内実を読み解く (2017)  中国を語るという仕事は

「米中経済戦争」の内実を読み解く (PHP新書) 作者: 津上俊哉 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2017/07/15 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る どうも、親中とか嫌中のような視点での中国議論が多く、鼻につく。鬼畜米英のスローガンと五…

中島敦作品集(Kindle) その滋味が

『中島敦作品集・31作品⇒1冊』 作者: 中島敦 出版社/メーカー: 中島敦作品集・出版委員会 発売日: 2015/04/14 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る Kindleでフォントを拡大し読むと、老眼にも優しく、とても快適だ。数多くの著作権切れの…

Okwui Enwezor,Markus Mueller編:ECM/A Cultural Archaeology(2013) 無印良品で売っていたECM本

ECM: A Cultural Archaeology 作者: Diedrich Diederichsen,Kodwo Eshun,Renee Green,Okwui Enwezor,Markus Mueller 出版社/メーカー: Prestel Pub 発売日: 2013/01/28 メディア: ハードカバー この商品を含むブログを見る 金沢から東京に転勤したS君が、「…

Lars Muller: Sleeves of Desire (1996) 30年以上前を鳥瞰しているような、不思議な浮遊感とともに

Ecm: Sleeves of Desire : A Cover Story (Edition of Contemporary Music Sleeves of Desire : a Cover Story) 作者: Lars Muller 出版社/メーカー: Princeton Architectural Pr 発売日: 1996/07 メディア: ペーパーバック クリック: 1回 この商品を含むブ…

ちゃぷちゃぷレコード編:Free Music 1960〜80 (2016) 現代音楽とジャズ、そしてFree Music

Free Music 1960 80 作者: Teruto Soejima,Kazue Yokoi,Sabu Toyozumi 出版社/メーカー: Tpaf 発売日: 2016/10/05 メディア: ハードカバー この商品を含むブログを見る 今、好んで聴いている音楽、Free Music。ボクのなかで、あの音の何処に惹かれるのか、そ…

秋元雄史:おどろきの金沢(2017)まんまと釣り上げられた

おどろきの金沢 (講談社+α新書) 作者: 秋元雄史 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/06/21 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る ボクは金沢に住んでいるが、金沢の人間でない。大阪からやってきた。 ココで云う金沢とは、城下のことであり、そもそ…

街場の本屋

昨日から豊橋で仕事。少し早く着いたので、昼食場所を探して歩いてみる。残念ながら、少し歩いた範囲では居酒屋の昼定食ばかりで、そそらなかった。飯屋、のようなものが期待値だったのだけど。 その代わり、ふっと入った本屋がよかった。昔ながらの本屋の匂…

白山の雪・浜松町の書店で「山と釣り」

昨日は能登の後、小松へ。夕刻のフライトで羽田に出た。雲が多く、期待していなかったのだけど、頂上付近を見ることができた。白山から別山への稜線、チブリ尾根が見える。嬉しくなった。 羽田からお茶の水に出る間、浜松町の書店に入った。山の本を眺めたか…

島尾ミホ:海辺の生と死 (1974) 先の大戦前の南島の生活

海辺の生と死 (中公文庫) 作者: 島尾ミホ 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2013/07/23 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (6件) を見る 先の大戦前の南島の生活が、瑞々しくというより、艶めかしく記述されている。語りの強度があり、圧倒される。…

つげ義春カラー作品集・紅い花(1969)

紅い花 つげ義春カラー作品集 作者: つげ義春 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2013/07/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る 今時になって、また少しづつ、つげ義春の本を読んでいる。1980年代後半から「休筆」だから、…

田中啓文: 聴いたら危険! ジャズ入門 (2012, アスキー新書) 音源評サイトを追記

田中啓文さんの音源評サイト(実にコレが面白いし、役に立つ?)をtwitterで保存したが駄目ですね。アーカイヴ的には頼りにならない。探すのに、随分と時間がかかってしまった。ということで、ここにメモを貼っておくことにする。 探すのに、随分時間がかか…

小川隆夫:スリー・ブラインド・マイスコンプリート・ディスクガイド (2017)

ボクがジャズを聴き始めた1970年代のお仕舞い、丁度、TBMの製造・販売が日本フォノグラムから行われるようになり、レコード番号に(P)が入るようになった時期。それを記念(?)した廉価盤シリーズで入手したのが最初。鈴木勲、山本剛、日野皓正のレコードを…

猟師の本:ラスト・マタギ 志田忠儀(角川書店)、ぼくは猟師になった (新潮文庫)

連続して2冊の本を読んだ。いずれも猟師の本。この冬は、猟師がやっている店で随分と獣肉を食べて、その美味しいことに刮目。いずれの本も、金沢の猟師と重なる部分もあり、面白く読むことができた。 一冊目はラスト・マタギと何だかのタイトルだけど、本の…

つげ義春全集(1993年、筑摩書房)ゐきているつげ義春

はじめて読んだのは1984年頃だったように思う。ねじ式を読んで、くらっときた。脳内記憶では、ツゴイネルワイゼンと同じようなアドレスに刻まれている。当時、網羅的に彼の作品を読むことは難しく、初期の作品は入手難の北冬書房の全集を僅かに入手して読ん…

井上雪:金沢の風習(1978)もう消えてしまった時代の匂い、見えない金沢

小松の空港で時間があったら、本の販売コーナーに行く。地元の本を手に取る。昭和53年の本が復刻されていて、頁をめくると40年近く前、ボクにとっては身近な時代の写真から、子供の頃の日本、それも地方都市での生活が浮き上がる。気持ちの中では、指呼の間…

白石勝彦:イワナの顔(1993)在来種を求めて

白石勝彦の本は面白い。最近になって復刊された「大イワナの滝壺」は、意識を山から渓に移す契機となった。山の先にある渓流の魅力。冒険的源流行の本。 大イワナの滝壺 (ヤマケイ文庫) 作者: 白石勝彦 出版社/メーカー: 山と渓谷社 発売日: 2014/04/25 メデ…

ECMのレコード紹介本(New Albums on Vinyl From Analog Masters, spring 2017)

ECMの新作もレコードで入手しようと決断。音が存外にいいのだ。 12月のはじめに、ECMのサイトで送料無料の特別セールが案内された。 サイトで購入可能な、未入手の盤3枚を注文。年末にようやく届いた。 そのなかにECMの販売中のレコード に関するパンフレッ…

米濱泰英: 日本軍「山西残留」―国共内戦に翻弄された山下少尉の戦後 (2008)

日本軍「山西残留」―国共内戦に翻弄された山下少尉の戦後 作者: 米濱泰英 出版社/メーカー: オーラルヒストリー企画 発売日: 2008/06 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (5件) を見る 映画「蟻の兵隊」で知られる日本軍の山西…

原武史: 「昭和天皇実録」を読む(2016, 岩波新書) 祭祀の面から読み解いた

「昭和天皇実録」を読む (岩波新書) 作者: 原武史 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2015/09/19 メディア: 新書 この商品を含むブログ (11件) を見る 常々、宗教的存在(あくまで日本的なアニミズム的な意味での宗教)として重みを増している皇室の凄み、…

River-Walk あの時間を思い出すタネがあれば嬉しい時季、にかなった雑誌

新しい渓流釣りの雑誌が出たので、通販で購入した。 RIVER‐WALK First Issue 出版社/メーカー: RIVER‐WALK 発売日: 2016/09 メディア: ムック この商品を含むブログを見る 10月から2月の禁漁の間、何となくほっとしたような、寂しいような無聊の時間を過ご…

山本素石: 山釣り(ヤマケイ文庫)

以前、釣り人でもある杜氏のIさんに勧められた山本素石なのだけど、すぐには手が出ていなくて、近刊の文庫で入手。実に面白い。関西へ法事で出かける車中で読み終えた。 山釣り (ヤマケイ文庫) 作者: 山本素石 出版社/メーカー: 山と渓谷社 発売日: 2016/09/…

山出保:金沢らしさとは何か (2015) 専門職の矜持

小松空港には小さな本屋がある。そこには地方出版社の本が沢山あって、旅行者に提供している。ボクはそこを眺めるのが好きで、時々、気になる本を入手する。他の街に行ったときもそうだ。 何ヶ月か前に入手した本が、山出 元金沢市長を囲む座談会の記録。実…

子供の頃の違和感(鬼太郎夜話)

先日、何かの拍子に「ゲゲゲの鬼太郎」以前の鬼太郎の話になった。子供の頃の漫画本の鬼太郎は墓場鬼太郎であって、あまり正義の味方のような脱色したものでなく、シニカルな際どい存在。面白かった記憶がある。いつからか「ゲゲゲの鬼太郎」になって、まあ…

原武史:滝山コミューン 一九七四(2007、講談社) 痛みのある記憶

1962年生まれの原武史が、東京近郊の滝山団地で過ごした小学生時代に、学校で体験した「学級作り」の記憶を綴ったもの。ソ連の集団主義教育の導入研究を行っていた「全国生活指導研究協議会(全生研)」の影響が、小学生の視点(の形)で語られる。その細か…

Magazine B - ECM: ブランドとしてのECM

先般、S君に教えてもらったECM本。Magazine Bという韓国で出版されているブランド紹介本の30号。過去、LEGO, SNOW PEAK, NEW BALANCEなどなどが紹介されている。英語で記載されている。英語なので、韓国で出版されているは最初は気がつかなくて、途中から対…

工藤隆: 古事記誕生 (中公新書, 2012) 今につながる古代王権の在り様

この夏読んだ本。 この本全体としては、古事記の「点としての誕生(712年に成立したこと)」、「線としての誕生(縄文・弥生の無文字時代の遺風)」に分けて論じている。「点としての誕生」については、偽書説(成立年代の見直し含め)に対する反証について…

講談社現代新書他のKindle本が大幅OFF+40%ポイントバック、で音楽本を

ネットで、講談社現代新書他のKindle本が大幅OFF+40%ポイントバックの情報を知った。かなり紙の本へのこだわりは強いのだけど、音楽本はKindleで良いのでは、と思っている。 その理由は利便性。特にディスクガイドについては、レコード屋で見たい要求がある…