Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

本のこと

中島敦作品集(Kindle) その滋味が

『中島敦作品集・31作品⇒1冊』 作者: 中島敦 出版社/メーカー: 中島敦作品集・出版委員会 発売日: 2015/04/14 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る Kindleでフォントを拡大し読むと、老眼にも優しく、とても快適だ。数多くの著作権切れの…

Okwui Enwezor,Markus Mueller編:ECM/A Cultural Archaeology(2013) 無印良品で売っていたECM本

ECM: A Cultural Archaeology 作者: Diedrich Diederichsen,Kodwo Eshun,Renee Green,Okwui Enwezor,Markus Mueller 出版社/メーカー: Prestel Pub 発売日: 2013/01/28 メディア: ハードカバー この商品を含むブログを見る 金沢から東京に転勤したS君が、「…

Lars Muller: Sleeves of Desire (1996) 30年以上前を鳥瞰しているような、不思議な浮遊感とともに

Ecm: Sleeves of Desire : A Cover Story (Edition of Contemporary Music Sleeves of Desire : a Cover Story) 作者: Lars Muller 出版社/メーカー: Princeton Architectural Pr 発売日: 1996/07 メディア: ペーパーバック クリック: 1回 この商品を含むブ…

ちゃぷちゃぷレコード編:Free Music 1960〜80 (2016) 現代音楽とジャズ、そしてFree Music

Free Music 1960 80 作者: Teruto Soejima,Kazue Yokoi,Sabu Toyozumi 出版社/メーカー: Tpaf 発売日: 2016/10/05 メディア: ハードカバー この商品を含むブログを見る 今、好んで聴いている音楽、Free Music。ボクのなかで、あの音の何処に惹かれるのか、そ…

秋元雄史:おどろきの金沢(2017)まんまと釣り上げられた

おどろきの金沢 (講談社+α新書) 作者: 秋元雄史 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/06/21 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る ボクは金沢に住んでいるが、金沢の人間でない。大阪からやってきた。 ココで云う金沢とは、城下のことであり、そもそ…

街場の本屋

昨日から豊橋で仕事。少し早く着いたので、昼食場所を探して歩いてみる。残念ながら、少し歩いた範囲では居酒屋の昼定食ばかりで、そそらなかった。飯屋、のようなものが期待値だったのだけど。 その代わり、ふっと入った本屋がよかった。昔ながらの本屋の匂…

白山の雪・浜松町の書店で「山と釣り」

昨日は能登の後、小松へ。夕刻のフライトで羽田に出た。雲が多く、期待していなかったのだけど、頂上付近を見ることができた。白山から別山への稜線、チブリ尾根が見える。嬉しくなった。 羽田からお茶の水に出る間、浜松町の書店に入った。山の本を眺めたか…

島尾ミホ:海辺の生と死 (1974) 先の大戦前の南島の生活

海辺の生と死 (中公文庫) 作者: 島尾ミホ 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2013/07/23 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (6件) を見る 先の大戦前の南島の生活が、瑞々しくというより、艶めかしく記述されている。語りの強度があり、圧倒される。…

つげ義春カラー作品集・紅い花(1969)

紅い花 つげ義春カラー作品集 作者: つげ義春 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2013/07/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る 今時になって、また少しづつ、つげ義春の本を読んでいる。1980年代後半から「休筆」だから、…

田中啓文: 聴いたら危険! ジャズ入門 (2012, アスキー新書) 音源評サイトを追記

田中啓文さんの音源評サイト(実にコレが面白いし、役に立つ?)をtwitterで保存したが駄目ですね。アーカイヴ的には頼りにならない。探すのに、随分と時間がかかってしまった。ということで、ここにメモを貼っておくことにする。 探すのに、随分時間がかか…

小川隆夫:スリー・ブラインド・マイスコンプリート・ディスクガイド (2017)

ボクがジャズを聴き始めた1970年代のお仕舞い、丁度、TBMの製造・販売が日本フォノグラムから行われるようになり、レコード番号に(P)が入るようになった時期。それを記念(?)した廉価盤シリーズで入手したのが最初。鈴木勲、山本剛、日野皓正のレコードを…

猟師の本:ラスト・マタギ 志田忠儀(角川書店)、ぼくは猟師になった (新潮文庫)

連続して2冊の本を読んだ。いずれも猟師の本。この冬は、猟師がやっている店で随分と獣肉を食べて、その美味しいことに刮目。いずれの本も、金沢の猟師と重なる部分もあり、面白く読むことができた。 一冊目はラスト・マタギと何だかのタイトルだけど、本の…

つげ義春全集(1993年、筑摩書房)ゐきているつげ義春

はじめて読んだのは1984年頃だったように思う。ねじ式を読んで、くらっときた。脳内記憶では、ツゴイネルワイゼンと同じようなアドレスに刻まれている。当時、網羅的に彼の作品を読むことは難しく、初期の作品は入手難の北冬書房の全集を僅かに入手して読ん…

井上雪:金沢の風習(1978)もう消えてしまった時代の匂い、見えない金沢

小松の空港で時間があったら、本の販売コーナーに行く。地元の本を手に取る。昭和53年の本が復刻されていて、頁をめくると40年近く前、ボクにとっては身近な時代の写真から、子供の頃の日本、それも地方都市での生活が浮き上がる。気持ちの中では、指呼の間…

白石勝彦:イワナの顔(1993)在来種を求めて

白石勝彦の本は面白い。最近になって復刊された「大イワナの滝壺」は、意識を山から渓に移す契機となった。山の先にある渓流の魅力。冒険的源流行の本。 大イワナの滝壺 (ヤマケイ文庫) 作者: 白石勝彦 出版社/メーカー: 山と渓谷社 発売日: 2014/04/25 メデ…

River-Walk あの時間を思い出すタネがあれば嬉しい時季、にかなった雑誌

新しい渓流釣りの雑誌が出たので、通販で購入した。 RIVER‐WALK First Issue 出版社/メーカー: RIVER‐WALK 発売日: 2016/09 メディア: ムック この商品を含むブログを見る 10月から2月の禁漁の間、何となくほっとしたような、寂しいような無聊の時間を過ご…

山本素石: 山釣り(ヤマケイ文庫)

以前、釣り人でもある杜氏のIさんに勧められた山本素石なのだけど、すぐには手が出ていなくて、近刊の文庫で入手。実に面白い。関西へ法事で出かける車中で読み終えた。 山釣り (ヤマケイ文庫) 作者: 山本素石 出版社/メーカー: 山と渓谷社 発売日: 2016/09/…

山出保:金沢らしさとは何か (2015) 専門職の矜持

小松空港には小さな本屋がある。そこには地方出版社の本が沢山あって、旅行者に提供している。ボクはそこを眺めるのが好きで、時々、気になる本を入手する。他の街に行ったときもそうだ。 何ヶ月か前に入手した本が、山出 元金沢市長を囲む座談会の記録。実…

子供の頃の違和感(鬼太郎夜話)

先日、何かの拍子に「ゲゲゲの鬼太郎」以前の鬼太郎の話になった。子供の頃の漫画本の鬼太郎は墓場鬼太郎であって、あまり正義の味方のような脱色したものでなく、シニカルな際どい存在。面白かった記憶がある。いつからか「ゲゲゲの鬼太郎」になって、まあ…

原武史:滝山コミューン 一九七四(2007、講談社) 痛みのある記憶

1962年生まれの原武史が、東京近郊の滝山団地で過ごした小学生時代に、学校で体験した「学級作り」の記憶を綴ったもの。ソ連の集団主義教育の導入研究を行っていた「全国生活指導研究協議会(全生研)」の影響が、小学生の視点(の形)で語られる。その細か…

工藤隆: 古事記誕生 (中公新書, 2012) 今につながる古代王権の在り様

この夏読んだ本。 この本全体としては、古事記の「点としての誕生(712年に成立したこと)」、「線としての誕生(縄文・弥生の無文字時代の遺風)」に分けて論じている。「点としての誕生」については、偽書説(成立年代の見直し含め)に対する反証について…

講談社現代新書他のKindle本が大幅OFF+40%ポイントバック、で音楽本を

ネットで、講談社現代新書他のKindle本が大幅OFF+40%ポイントバックの情報を知った。かなり紙の本へのこだわりは強いのだけど、音楽本はKindleで良いのでは、と思っている。 その理由は利便性。特にディスクガイドについては、レコード屋で見たい要求がある…

畑村洋太郎:技術大国幻想の終わり これが日本の生きる道 (2015、講談社現代新書) 技術大国、であったか?

技術大国幻想の終わり これが日本の生きる道 (講談社現代新書) 作者: 畑村洋太郎 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/06/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (5件) を見る ボクは電気系の技術者であり、先端的な技術、製品に関わった過去、から感じ…

小島 剛一 : トルコのもう一つの顔 (1991, 中公新書) 帝国の残滓、そして正義という思考の退行

本書は「親日国トルコ」の暗部を率直に語るもの、である。先般のクーデターを含め、トルコを突き動かす内面(内なる民族のモザイク)が描かれている。 著者がまさに「知的好奇心」と「トルコ人の心性」に惚れ込み、トルコの全土を歩き、その言語状況を体得し…

米田一彦:山でクマに合う方法 (1996、山と渓谷社) 本の話、というより

先週、高熱でダウンしてから静養が続いている。久しぶりに本を沢山読んだのでメモ。 石川県の山や渓谷を歩いていると、すぐ近くに獣がいる、と感じることが多い。カモシカ、鹿、猪、猿、狸、そして熊。自宅から僅か10km圏内に全て揃っている。やはり熊との遭…

楊海英: 日本陸軍とモンゴル (2016, 中公新書) 中国というシステムの外縁に生きる

日本陸軍とモンゴル - 興安軍官学校の知られざる戦い (中公新書) 作者: 楊海英 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2015/11/21 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 楊海英は内蒙古出身のモンゴル人。日本に帰化した文化人類学者。膨張す…

中原中也をめぐる本:長谷川泰子「ゆきてかへらぬ」,永井叔「大空詩人」

永井叔 青空は限りなく(1972) 大空詩人(1970) 長谷川泰子 ゆきてかへらぬ(1974) 永井叔の若い時分の写真は男前なのだが,長い漂泊生活が作り出した面白い人物の様子が表紙からも伝わる.本の内容もとてもヘンな感じなのである.比べると長谷川泰子は普…

久しぶりの古書店(オヨヨ書林せせらぎ通り店)、そして高畑棟材「山を行く」のこと

香林坊の宴席を引いて、まだ明るかったので、古本を眺めにでかけた。街中を歩くのは本当に久しぶりなので、古書店も。 眼の衰えで読書欲が低調だったのだけど、少し復活気味。読みたいと思う本が手頃な価格で並んでいるので、大好きな本屋だ。 つい、今回も…

北八ヶ岳の本のこと

神奈川県に住んでいた頃は、八ヶ岳が大好きで、良く出かけた。神奈川県民にとっての「近くてよい山(谷川岳をそのように云ったのは大島亮吉だったか)」じゃなかろうか。八ヶ岳についての良書もいろいろあるが、北ハッについては、やはり「山口耀久:北ハッ…

田村隆一の本ほか

先日、ジャズ記事がオモシロイ(と云うか、関心が随分と重なる)ブログを拝見していて、菊地雅章、浅川マキのほか、田村隆一まで出てきてタマげた。 田村隆一『自伝からはじまる70章』に歌舞伎町ナルシスのことが書かれていた 彼は、大船に住んでいた1980年…

服部文祥:サバイバル登山家(2006、みすず書房)題名の怪しさはともかく

この本が出版されたときは、まだ前職で多忙な頃。気晴らしに山の本を集めていた。茗渓堂にもよく行った、ディスクユニオンよりは。山登りの代償行為だった、と思う。仕事を変えて、山登りを再開した頃から、山の本はあまり必要なくなった。深夜、書庫で密か…

Kindle paperwhite: 本を読むということ

ボクにとって本を読むということは、紙の質感を掌の中で感じる、ようなもので、電子本は全く馴染まない。そもそもが検索性が悪い(斜め読みができない)。 ボクの習慣の一つに、旅行(全てが仕事だけど)に本を沢山持って行くこと、がある。読みたい本が手元…

田中康弘:山怪 山人が語る不思議な話(2015) 森への畏れ

1週間ほど前、FBの広告欄に出てきてから気になっていた本。あまり怪談には興味が無い(子供の頃は怖かったが、どうも、そのようなものを感じる感性がない、と分かったので)のだけど、レビュー(だったかな)に「現代の遠野物語」とあったので、眼を引いて…

水野和夫:資本主義の終焉と歴史の危機(2014) 資本主義の実相

読書の秋。この本は面白かった。ゼロ金利状態が先進国に先駆けて突入した日本。そのゼロ金利の意味を、長い歴史の中で「資本主義の終焉」と位置付けている。そのメタ現代へ最初に日本が突入しつつある、という話。ゼロ金利は資本主義が利潤を得ることができ…

石川九楊:日本語とはどういう言語か(講談社学術文庫) 日本ということの古に思う

普段、日本語を使って仕事をしている。技術者ではあるけど、書くことはとても重要で、考えていることを論理とし、場合によっては学術誌や本の形で出版する。技術者ではあるのだけど、書き手、であるという意識も幾ばくかはある。その中で気がついたことは、…

出先で手にした本(金沢・味の四季、神隠し、石川県の歴史散歩)

どこか出かけたときに入るのは本屋、古書店、レコード屋。これは何処に行っても変わらない。そこで時間を過ごす。そんなの、何処へ行ったって同じじゃないか、と思うかもしれないのだけど、微妙に店の匂い、それは物理的な匂いではなくて、周囲の環境や気候…

ハービー・ハンコック自伝(2015,DU books) いつしか黄昏のなかに

ジャズを聴くということは、あの世に消えていく奏者を送り続けること、のように思えることがある。聴き始めの1980年頃には1920年代に活躍した奏者が結構健在だったが、次々に鬼籍に入った。ライオネル・ハンプトン、ベニー・カーター、ベニー・グッドマン。…

国土地理院地図サイト、雑誌「山と釣り」のこと

渓流釣りの面白さ、は「山遊び要素」の面白さと「釣り要素」の面白さの混合。その配分比率が行き先、によって異なる。やはり、「山遊び要素」も大切で、そんな場所に独りで入り込むのは楽しい。倉谷に行って、改めて思った。登山道よりも、整備されてない川…

つげ義春:流れ雲旅(1971,朝日ソノラマ)、稲垣足穂@赤尾照文堂(京都・河原町)

若い頃、常に所在のない感じ、に襲われていた。居場所のなさ、の感覚に参っていた。寝ている間の夢のなかの居心地の良さに、それを日記のように書いてみると、記憶に強く定着し、一ヶ月もすると夢が夢でないような、現実感が沸き上がり、自分がどちら側の人…

田村隆一:1999(1998、集英社)21世紀を見なかった彼からの、ボクへのオマージュ

大分前のことだけど、三宮を歩いていた。懐かしい古書店に入ると、この本が眼に入った。 いつ彼がこの世から去ったのだろうか、そんなことも知らずにいたのだけど、その名前を見ているとあの場所に住んでいた30年前の頃を想い出す。 湾曲する浜辺を見下ろす…

ありがとう・さようなら茗渓堂

ボクが大船に住んでいる頃、随分、山に登った。20代から30代中頃まで。そのあと関西に転勤し、山から遠のいた。親しんだ八ヶ岳、南北アルプスは彼方のように感じたし、何より仕事が忙しく、恐ろしく予定が組み難かった。 山に登らなくなった頃、随分と山の本…

旦敬介:旅立つ理由(2013、岩波)ただ本であることの価値

時として、モノゴトに意味を見出し過ぎること、に疲れる。仕事だけでなく、ヒトと会ったり、音楽を聴いたり、本を読んだり、体を動かし、時間を使うことの「意味」を考えている自分に気がつくことがある。そんな僅かな疲れが積み重なって、意味もなく酒を呑…

楊海英:中国とモンゴルのはざまで―ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢 (2013,岩波) 文革期の記憶

先の大地震後、自らの意見(あるいは思想)と合わない言説を持つ学者に対し、「御用学者」と攻撃する風潮に戦慄した。古くは、政府の日露講和に激高した民衆が起こした日比谷事件のなかで「御用新聞」として焼き討ちされた国民新聞社、あるいは政敵・知識階…

都出比呂志:古代国家はいつ成立したか (2011,岩波) 考古学からみえる古代

長い移動を伴う出張は辛い。が、本をじっくり読めるのが嬉しい。

羽原 又吉:漂海民 (1963、岩波) 境界のない時代への想像力

ボク達には重篤な思い込み、あるいは思い違い、がある。古の頃、多くの人々は土地に縛られ、そしてその行動範囲はとても狭く、異境を知らずに果てていった、と。 確かにそのような人々は多かったことには違いないのだけど、この本を読むと、かような考えと全…

鈴木清順:孤愁(1980、北冬書房)美貌ということじゃないが小粋な

本に惹かれるときがある。それも記述に惹かれるのではない、外装に惹かれるときが。そして眼に映る姿は、美貌ということじゃないが小粋な感じ(カジュアルという言葉では気分が出ない)が良かったりする。 先日、馴染みのバアの周年記念があり、沢山のヒトが…

休日の金沢散歩と古書(オヨヨ書林せせらぎ通り店)

オヨヨ書林せせらぎ通り店で入手した本 上田正昭:日本の原像、マンディアルグ:みだらな扉、澁澤龍彦:玩具草紙、滞欧日記、種村季弘:澁澤さん家で午後五時にお茶を、古書手帳 それと、隣でパンも

車谷長𠮷:贋世捨人(2002,新潮社)純度の高い感情が汚泥と紙一重、という面白さ

この車谷長𠮷の本は、つい最近、書棚から取り出して、近所のNちゃんに貸したもの。「ヘン好き」だから、「コレ」かなって選択。それを機に、10年ぶりに再読した。内容はまるで忘れていて、強烈なエグ味だけ覚えていた。

村上春樹:走ることについて 語るときに 僕の語ること(2007、文藝春秋)を再び読む

昨年だったか、丁寧に老眼を補正するレンズを作ってもらい、新しい土地での新しい仕事にも慣れた、そんな時分から少しずつ本を手に取る時間が伸びている。

仙台・片平から一番町のあたり

仙台・東北大には年に一回は出かける。その界隈、片平から一番町のあたりは寂れず・賑わずという感じで、(ボクにとって)とても好きな街角。金沢にはない空気が漂っていて、市内から美大以外を追い出した(かどうかは知らないけど)街と、徒歩圏内に大学を…