Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

帰ってきた

朝のフライトで仙台から金沢へ。

小さな飛行機で飛び上がると、さほど大きな山でなくとも冠雪していた。

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朝日連峰の辺りを抜け、信濃川下流域へ。

弥彦山の向こうに佐渡が。

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程なく分厚い雲の上。それを破って下降したら、自宅上空。

薄暗く、モノクロームの光景だった。

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やれやれ、もう休みは半分しか残っていない。

 

 

仙台・DisknoteからSTORE15NOVへ、面白かった

仙台も学都だけあって、レコード屋が楽しい:

今までは、ごく短時間、片平周辺のレコード屋に入っただけだった。

今回は時間の余裕が少しあったので、足を伸ばした。

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一軒めはDisknote。かなり正統的なレコード屋。しっかりとした店であった。楽しかったのは、(多分)店主の価値観が伝統ジャズに重き、のように見えて、そこから外れたレコードが安め、であったこと。そんなことを感じながら、中古レコードをみるのは楽しい

http://www.disknote.com/shopinfo.html

少し迷った盤もあったが、結局、安レコードだけを入手。

上の2枚はジャック・ウィルキンス。CTIから出していたとは知らなかった。メンバーもよく(アルトはウッズで、ベースにマクビー)、期待感が盛り上がっている。

ブライスのコロンビア盤もゆっくり蒐集中、佳作が多いのだ。あとAEOCのライヴ2枚組。Affinity盤は、いつも期待を裏切らない、と思っているが、どうだろうか。

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二軒めはDisknoteの近所のSTORE15NOV。この店は「電子音楽,実験音楽,ノイズミュージックなどのレコードとCD通販」だそうで、要は前衛音楽の店(大雑把!)のようだ。中古はない。

それにしても面白い店で、在庫のレコードを眺めるのも楽しいし、またレコードを眺めても内容がまるで分からない。

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今回はリンゼイのDNAのシングルカット(再発)と、店内でかかっていた謎な音楽が気に入って入手。次は試聴しながら、ゆっくり滞在したいな。

DNAのイクエ・モリさんは怖い顔しているな。インタビューで、この時代は不機嫌な顔が要求されている、って書いていた記憶がある。

下からシングルカット。


DNA - DNA On DNA full album

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下が店頭でかかっていた一枚。ジャンル不詳、だ。帰って早くレコードで聴きたい。


Ramuntcho Matta - Écoute... (1986) FULL ALBUM

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仙台の昼と夜

昼は仕事へ。もう紅葉が終わりつつある。急激に冷え込んでいるようだ。

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昼食は食堂で牡蠣フライ。ご当地的メニューなので美味い。

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夜は宿から国分町へ向かう。途中、ジャズ喫茶?の看板があったが入っていない。いつか。。。

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藤崎の前を歩くと、いつも七夕の時期を思い出す。あの東北の開放感はいいなあ。

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昨夜は国分町で軽く一杯。気安い知己と歓談。普通の居酒屋で特筆事項なし、で割愛。

その後は、いつも行くバーで独り休憩。1年半ぶり、くらいかと思ったら、今年来てましたよ、と云われ焦る。調べると2月末のようだ。短期記憶だけでなく、中期記憶も怪しくなったようだ。困ったものだ。

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仙台 片平を走る

ここは第二の故郷感がある。この地の学校に学籍を置いて、修了したからだ。二十数年前のこと。

そんな懐かしさを胸に、少し冷たい朝を走った。富山マラソン以来。

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東北大学片平キャンパスへ。
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魯迅も学んでいる。
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東北大学通信研究所の新棟
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Ran Blake: Plays Solo Piano (1965) ESPのアルバムって

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ニューヨークで$15のレコード。ESP初期のモノラルプレス。入手したときは小躍りしたが、その後は放置。いかんなあ。

ESPのアルバムって、(ボクだけじゃないと思うが)基本、サックスがウギャーとか咆哮するレーベルのイメージ。こんな美しいピアノ・ソロがあるとは思わなかった。驚き(ESPには未聴在庫のボブ・ジェイムスがある、聴かなきゃ)。

ビル・エヴァンスに続くピアノ奏者って、ザイトリンとかフリードマンを思い浮かべる。特にザイトリンの60年代のアルバムは、その後の飛翔を予感させるような素晴らしさ。しかし、その後は割と安定飛行で、その後、キース・ジャレットの影に隠れた奏者のような、(本当は凄かったのかもしれないが、という意味で)残念な印象。

ボクはラン・ブレイクはノーマークだったのだけど、最近、その良さ、ある意味で現代的なピアノに惹かれはじめていた。今もその鋭角的な打鍵の良さを維持していて、(とても良い意味で)変わらない魅力を保っているように感じる。
多すぎない音数で強い打鍵が放つ閃光のような響き、過剰な残響を付加することなしに、ピアノが持つ深淵な空間を叩き出す。余分な残響の付加も一切無く、静寂を織り込んでいく、美しい。Green Dolphin Street もLonely Womanも、漆黒の輝きを与えられている。いや、すばらしいなあ。

 

Ran Blake Plays Solo Piano

Ran Blake Plays Solo Piano

 

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Ran Blake: Plays Solo Piano (1965, ESP Disk)
A1. Vanguard 3:30
A2. Stratusphunk 3:50
A3. Sleepy Time Gal 4:45
A4. Green Dolphin Street 2:45
A5. Eric 3:20
A6. There'll Be Some Changes Made 1:45
B1. Good Mornin Heartache 3:30
B2. Sister Tee 4:50
B3. Lonely Woman 5:00
B4. Birmingham, U.S.A. 4:25
Ran Blake(p)
Engineer: Art Crist
Recorded at Bell Sound Studios, May, 1965.

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見える音達の姿(2018.10.31)

 

深夜のレコード聴き

最近は働き過ぎ。職住接近なので楽だけど、長時間労働になりやすい。

昨日は21時過ぎに帰宅。それからレコードの片付けをはじめた。

何となくレコードを聴き始めたら止まらない。夜半過ぎまで止まらなかった。






Alberta Hunter: Amtrak Blues (1980) ブルースやジャズが未分化だった時代の匂い、なのか

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 少し前の新宿でレコード屋、餌箱でこれをみつけた。典型的な安レコードで800円。発売当時、話題になったことを思い出した。当時、欲しいレコードは星の数ほどあったので(今もか)、見送った記憶がある。

85歳での復活劇、的なものだったと思う。40年近く前の話だ。ボクの祖父母よりも、もう少し上の世代だ。

Alberta Hunter - Wikipedia

 経歴をみると50代までジャズ、ブルースの歌手。その後、学校に入り直し病院で仕事。80代に入ってから復活。凄い話だ。このレコードから4年後、89歳で他界。

聴いてみると声の存在感が凄い。一声一声が唄そのもの。それでいて軽妙、実にいい。米国の大衆音楽の進化樹の根元に近い感じで、ブルースやジャズが未分化だった時代の匂いなのかなあ、と思う。ジミー・ラッシングに感じた雰囲気をさらに始原的にしたような、そんな生々しい力がある。

生物と同じように音楽も進化し、分岐を生んでいき、その多くは死に絶える。そんな進化樹の母たる源流を覗き見るような魅力のように感じた。

Amtrak Blues

Amtrak Blues

 

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Alberta Hunter: Amtrak Blues (1980, Columbia)
A1. The Darktown Strutters' Ball (S. Brooks) 5:20
A2. Nobody Knows When You're Down And Out (J. Cox) 3:48
A3. I'm Having A Good Time (A. Hunter) 2:35
A4. Always (I. Berlin) 3:41
A5. My Handy Man Ain't Handy No More (A. Razaf, E. Blake) 3:45
B1. Amtrak Blues (A. Hunter) 3:21
B2. Old Fashioned Love (C. Mack, J. Johnson) 4:12
B3. Sweet Georgia Brown (B. Bernie, K. Casey, M. Pinkard) 4:10
B4. A Good Man Is Hard To Find (E. Green) 3:56
B5. I've Got A Mind To Ramble(A. Hunter) 4:13
Alberta Hunter(vo), "Doc" Cheatham(tp), Vic Dickenson(tb), Frank Wess(ts,fl), Norris Turney(ts,cl), Gerald Cook(p), Billy Butler(g), Aaron Bell(b), Jackie Williams (ds)
Engineer : Frank Laico
Engineer [Assistant]: Marty Greenblatt, Ted Brosnan
Engineer [Mixing] : Ray Moore
Producer: John Hammond

 

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Roy Brooks: The Free Slave (1970) ボクが好きな1970年代ジャズの原点のような

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これはプレス年不明の再発盤で札1枚の安レコード(amazonでは2012年)。Muse亡き後のプレスのようだけど、音質は全く問題なく楽しめる。

メンバーが凄くて目眩がする。コールマン、ショウ、ローソン、マクビーと隙無く並んでいる。ジョージ・コールマンはマイルスとの演奏が好きで、巷間に云われるほど悪くなくて(いや良い)、小難しいショーターとの演奏より真っ直ぐな感じが好きだった。その後の演奏にも欧州盤に良いものがある。ウッディ・ショウは言わずもがな。ヒュー・ロウソンは中村達也のアルバムやジョージ・アダムスのアルバムで知って、硬質の打鍵の響きが好きなピアノ。マクビーも言わずもがな、だなあ。

ロイ・ブルックスは何となく知っていたが意識することがなかったが、先日、CAFE INCUSでリーダ作を聴いて良さに驚き。早速、チェックすると、こんな1970年のレコードが。

このアルバムは1970年のライヴ。とにかくリズム・セクションがとても良く、ブルックスの作曲能力の高さを知らされる。1曲目からガツっとしたローソンの打鍵とマクビーが刻み続け、ブルックスが軽妙にリズムを繰り出す。コールマンもショウも彼らそのものだけど、ライヴのためかテンションがやや高く、そこがいい。

1960年代から1970年代に抜けた時代の空気、のようなものもしっかり感じさせるアルバム。時間軸的には、ボクが好きな1970年代ジャズの原点のようなアルバム。

こんな佳作があるMuseをもっとチェック、と思った。

Muse Records - Wikipedia

THE FREE SLAVE [12 Inch LP][LP Record][Import]

THE FREE SLAVE [12 Inch LP][LP Record][Import]

 

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Roy Brooks: The Free Slave (1970, Muse Records)
A1. The Free Slave (Roy Brooks) 12:18
A2. Understanding (Roy Brooks) 10:57
B1. Will Pan's Walk (Cecil McBee) 9:07
B2. Five For Max (Roy Brooks) 13:40
Roy Brooks(ds), Woody Shaw(ts), George Coleman(ts), Hugh Lawson(p), Cecil McBee(b),
Producer: Roy Brooks
Recorded by Orville O'Brien
Remix : Paul Goodman
Recorded Live! At The Left Bank Jazz Society
April 26, 1970

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Bobby Pierce: Introducing Bobby Pierce (1972) これも安レコードの類い、だけど

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これも安レコードの類い。パット・マルティーノとロイ・ブルックスの名前に引かれて購入。マルティーノが全面に出るA1、B1はそれで満足。あの頃のマルティーノそのもの。小気味よくフレーズを切り続ける。

案外良かったのはピアスのヴォーカル2曲。70年代のソウル的な味で聴かせる。バックに近年逝去したクラショウが入る。ピアスのオルガンも小粒な感じなのだけど、気持ちよくドライヴする。

何となくVintage Vinyl recordsの世界が1960年代から1970年代に浸食しているような気がするが、こんな盤がヒッソリ餌箱に入っているような感じ、が続いて欲しいなあ。

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Bobby Pierce: Introducing Bobby Pierce (1972, Cobblestone)
A1. Think (A. Franklin, T. White) 8:26
A2. Here, There, And Everywhere (Lennon/McCartney) 5:12
A3. I Remember Ray (B. Pierce) 3:56
B1. Mr. P.C. (J. Coltrane) 4:13
B2. Wichita Lineman (J. Webb) 5:12
B3. To Newport With Love (B. Pierce) 5:03
Bobby Pierce(org, vo on A2, B2), Bobby Jones(ts on A1), Pat Martino(g), Bob Cranshaw(fender b on A2, B2), Roy Brooks(ds)
Producer: Don Schlitten
Recorded by Paul Goodman
Recorded April 6, 1972

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富山マラソン2018

金沢マラソンに3年連続で出場したが、今年は落選。ということで、富山マラソンに参加。目玉が港の高い橋、なんだけど、これはなかなかの登りだったなあ。金沢マラソンにない、海沿いの景色だ。

今年は昨年の金沢マラソンのタイムからかなり落ちて、ネットで4時間56分56秒。30分近く落ちた。

言い訳がましいが、今年度の前半は仕事が忙しく、精神的な圧迫が強かったので、あまり走ることができていない。夏頃から走り始めたが、9月には渓流で滑落し右足首捻挫。3週間ばかり、休めていた。やや不安であったが、白山登山、21kmの走りでフルも大丈夫だな、と参加。

今回は7分/kmよりは早く走って、5時間を切る、という寂しい目標にした。その通りの結果だった。ほぼ完全に決めたタイムのなかで走ることができ、思わぬ余録は、30km過ぎからの快適感。これははじめて。足が残っている、のだ。だからマラソンの雰囲気を最後まで余裕で楽しむことができた、悪くない、タイムはともかく。

3時間59分ではじまったフルマラソン。年々タイムが落ちていて、昨年歯止めをかけて4時間29分だったので、今年は再上昇、と思っていた。残念ながら今年はダダ落ちに終わったが、今までで一番気持ちよいゴールだったので、良しとしよう。

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コース

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7分弱で安定している。給水やトイレが多かった。

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今回、晴れの予想ではあったが、雨交じりの曇り。全てが終わった後に、青空が広がっていた。

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