Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Mary Halvorson: Paimon The Book Of Angels Volume 32 (2017) ゾーンの曲に惹かれたのか、ハルヴォーソンに惹かれたのか

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メアリー・ハルヴォーソンには関心がありつつも、すっと入ってくることが少なく、関心の割には聴いていない。しかしこのアルバムは違った。多分、ゾーンの曲が聴き手(ボク)のなかの壁を突破する力、を与えているのだと思う。

このアルバムについては、以下の解説

TzadikのHPより:
After 13 years and 32 CDs Zorn’s expansive “Book of Angels” project is now complete! This final installment presents the last 10 unrecorded compositions from “Masada Book Two” and the variety, drama and lyricism is just as strong as the very first volume. Mary Halvorson, a longtime Masada fan and one of the most acclaimed guitarists of her generation, leads a dynamic quartet featuring Miles Okazaki, Drew Gress and Tomas Fujiwara. The music is intense, wild and incredibly varied—a beautiful and fitting conclusion to this historic Masada series—hailed as one of Zorn’s best!

彼女のギターは、時に美しく、そして強い。正確な音の連鎖と、変調がかかったような逸脱がお決まりの快感を与える。1990年代、グロテスクなジャケットだからゾーンのアルバムを忌諱したが、今更ながら後悔。聴かなきゃ。ゾーンの曲に惹かれたのか、ハルヴォーソンに惹かれたのか定かではないが(おそらく両方)、面白い。

Paimon: the Book of Angels Vol

Paimon: the Book of Angels Vol

 

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Mary Halvorson: Paimon The Book Of Angels Volume 32 (2017, Tzadik)
1. Chaskiel
2. Beniel
3. Ruhiel
4. Dahariel
5. Yeqon
6. Uzza
7. Verchiel
8. Jesodoth
9. Phul
10. Rachmiah
Mary Halvorson(g), Miles Okazaki(g), Drew Gress(b), Tomas Fujiwara(ds)

世の中での2017年ベスト・ジャズ・アルバム : やっぱりボクには語れないが (随時追加中)

この季節になると、ベストアルバム記事が目白押し。やっぱりボクには語れないが、他の方々の記事を見ながら、落ち葉拾いのようにアルバムを注文するのが楽しい時候だ。

備忘のため、見つけ次第、手当たり次第、貼っていく。

 

これ欲しいからDUにCDを注文した。

確かにECMの2枚は良かった。そんな盤ほど、ブログにアップしていないなあ。


全く熟考せず5分くらいで決めた今年の9枚です。 pic.twitter.com/yGfPXw0r3v

 

ジャズはあまりないですが

 

今年よく聴いたアルバム、さらに吉田野乃子のアルバムを

通勤路で、トリオ深海ノ窓を聴いていると、止めどもなく多幸感がある。音楽を聴く愉しみ。今年聴いたアルバムでは、クレイグ・テイボーン/イクエ・モリのデュオと並ぶ回数。ともに今年気に入ったアルバム。

ともにフリー的な語法が美しくパッケージ化されている。フリー的な語法と作曲行為がうまく調和しているアルバムじゃないかな。フリーが「アンチ」的な存在と書いた本もあったが、そりゃー認識違うだろう、と思う。

 これらのアルバムは下記ブログで紹介頂いた。感謝。

 

そんなことで、今年は吉田野乃子の音を知ったことが嬉しい。ということで、追加注文。田中啓文の本に紹介されたペットボトルニンゲンも入手。さあ聴くぞ!

 

 

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問い合わせは、野乃屋レコーズ : nonoko_yoshida@yahoo.co.jp まで。

The Gigi Gryce-Donald Byrd Jazz Laboratory & The Cecil Taylor Quartet: At Newport (1957) ある日、あるバーで

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ある日、あるバーでかかったレコード。日本盤の安レコード。

ジャズ喫茶でもなかなか鳴らないようなレコードが、ほとんどロックかソウルばっかりの自称「ロックバー」でかかった。「**君(ボクの名字)、聴いたことある」とか云って、店主はちょっと得意そうな感じで。普段は「さんづけ」なのだけど、ちょっとそんなときは「君づけ」。

先日、彼の「お別れ会」に行ったとき、飲食店関係者の挨拶で「いらっしゃいませ」って云わない店で驚いた、と云った方が居たけど、それもそうだし、そもそも客でも年下は「君」呼ばわり。何故か年下なのに、ボクには「さん」、希に「君」。まあ、変な店だった。

先日、レコードの一部を買い取りに行ったとき、このレコードを見つけて、妙に懐かしく、その夜を思い出した。1957年のニューポート。A面は未だ健在のフリージャズの帝王(とも云える)セシル・テイラー。B面はジジ・グライスとドナルド・バード

多分、セシル・テイラーなんか持っている筈ないだろう、と思っただろうがエッヘン、という感じでかけてくれたと思う。その昔、油井正一がSJ誌の連載で、各奏者の代表作5枚を挙げる、中にあった。聴きやすい、とか書いてあったことを記憶している。そんな盤をロックバーではじめて聴いたので、素直に驚いてみせた。彼も少し得意そうに喜んでいた。女性客が居ない日は、案外優しかったのだ。

このアルバムでのテイラーは油井大先生が仰せのように、今となっては、ちょっと硬質なモンク、って感じに聴こえる。確かにハードバップからは離れてはいるが、そんなに距離感はない。確かにモンクからテイラーへの流れが見えるような、打鍵のタッチ。楽しい。レイシーも死ぬまで変わらぬあのトーンで、だけどしっかり時代のジャズをやっている。楽しい演奏。

B面のドナルド・バードとジジ・グライスは、研究所を名乗るようなバンドだけど(高柳みたいだ)、内容はハードバップ。ピアノはハンク・ジョーンズでテイラーと裏表、というのが何だが可笑しい。ホーン陣より、ハンク・ジョーンズのキラっと光るピアノが楽しい。

このレコード、なんで彼の所にあったのか知らないが、その後かかったとは到底思えない。ボクぐらいしか聴き手はいなかった筈だから。それ以来じゃなかろうか、針が降りたのは。A面を聴き終えた後、針先には大きな茶色い埃のタマが堪っていた。

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The Gigi Gryce-Donald Byrd Jazz Laboratory & The Cecil Taylor Quartet: At Newport (1957, Verve)
A1. Cecil Taylor Quartet: Johnny Come Lately (Strayhorn) 7:10
A2. Cecil Taylor Quartet: Nona's Blues (Taylor) 7:41
A3. Cecil Taylor Quartet: Tune 2 (Taylor) 10:34
B1. Gigi Gryce-Donald Byrd Jazz Laboratory: Splittin' (Ray's Way) ( Bryant) 8:30
B2. Gigi Gryce-Donald Byrd Jazz Laboratory: Batland (Sears) 7:20
B3. Gigi Gryce-Donald Byrd Jazz Laboratory: Love For Sale (Porter) 7:41
Cecil Taylor Quartet: Cecil Taylor(p), Steve Lacy(ss), Buell Neidlinger (b), Dennis Charles(ds)
Gigi Gryce-Donald Byrd Jazz Laboratory: :Donald Byrd(tp), Gigi Gryce (as), Hank Jones(p), Wendell Marshall (b), Osie Johnson (ds)
Recorded Newport Jazz Festival 1957.

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田中鮎美, Johan Lindvall, Christian Wallumrød: 3 pianos (2016) 再びレコードで聴く

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この3 pianosをレコードで購入していたが、何かすかっとしていなかった。ディジタル音源で聴いていたときの空間、よりも少し濁ったような、そして薄い膜が張ったような感触。少なくないレコードで、そのような場合がある。新作であっても、そのような場合がある。

 そこで、先日の「タオル拭き」を行ってみた。

 

溝に沿って、力を込めてエイヤーと拭くと、ウソのように霧が晴れたような感触がある。以前のストレスが雲散霧消。よかったよかった。

朝、起きて、真空管のアンプの電源を入れる。暖かい味噌汁と粥を食べ、レコードを磨く。磨き終わると、アンプが暖まっていて、薫り立つような音が流れる。寒い冬の朝の愉しみ、のような気がしてきた。

 

[2017-07-30] レコードで聴く

Nakama recordsに注文していたレコードが届いた。注文は半年以上前だったのだけど、本作の仕上がりが満足しなかった、とクリスチャンから連絡があり、それから随分かかった。クリスチャンはお詫び、に新しい1枚を足してくれた。

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届いたレコードを聴いて、レコード、ディジタル音源のそれぞれを何回も聴き直した。音の明瞭度は明らかにディジタル音源。レコードには柔らかさ、のようなものが付加された感じ。3台のピアノが発する音は1台の3倍。そのようなダイナミックレンジの難しさに対し、ディジタルは巧く回避でき、レコードは最後まで苦労したのではないか。フォルテッシモでは音割れぎりぎりの収録となっている。また無音時の針のトレース音も気になった。勿論、レコードでのピアノの柔らかな美音も楽しめるのだけど、音空間の無を聴かせるようなアルバムの特性には、ディジタルが向いているのかな、と思った。難しいレコード作りだったのだろうと思う。(またまた聴き直していると、レコードでの大きな音の柔らかさ、も捨てがたい。)

そうやって音と向き合った数時間、これも又、幸せな時間であった。Nakama recordsのクリスチャン、ありがとう。

 

[2016-11-21記事]美しいということへの執着

 一昨日にリリースされたアルバム。本日、bandcampにアップされたので、早速入手。金沢でのNakamaの公演ですっかり「やられて」いるのだけど、その期待値、を遙かに超える素晴らしい音。聴いていると、惹き込まれて止まない。

 ジャズと現代音楽の境界線よりは現代音楽側、というか現代音楽と呼んでもいいかもしれない。ある種の記譜あるいは作曲行為が行われた記録であり、その3人が発する音はピアノという楽器が発する音が、美しいということへの執着に溢れていて、しかも最小限の音数で、最大限の煌めく音の変化を捉えている。

 先日、ケージの初期の曲を聴いたのだけど、あのようなピアノの打音を探求したような音を3人で探り合い、音を紡いでいく記録は壮観でもある。そして、うっすらとした音のスパークが暗闇の中で放つ光のような、次から次から現れ、そして瞬時に消えていく。その余韻を慈しむような時間。

 Nakamaと通底する音の在り方の面白さ、美しさ、を存分に味わえるアルバムであり、ジャズ・現代音楽のアプローチを昇華させたような驚きに満ちたアルバムだった。

[追記]

似た味わいがあるのが、ヴェトナム映画「青いパパイヤの香り」の現代曲(トン・ツァ・ティエ)、と思い出した。緩い、微かな東洋的と見紛う音空間が流れていく。


 

3 pianos

3 pianos

 

 

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Tanaka/Lindvall/Wallumrød: 3 pianos (2016, Nakama records)
1. till patrick modiano no.1 01:58
2. 34 05:51
3. till patrick modiano no.2 05:04
4. 31 06:18
5. till patrick modiano no.3 04:15
6. romaine brooks 04:36
7. 33 07:10
Track 1, 3, 5 & 6 are composed by Johan Lindvall
Trac 2, 4 & 7 are composed by Tanaka, Lindvall and Wallumrød
田中鮎美(p), Johan Lindvall(p), Christian Wallumrød (p)
Recorded by Ingar Hunskaar at the Norwegian Academy of Music in June 2016, Oslo
Mixed by Ingar Hunskaar
Mastered by Fridtjof A. Lindemann
Cover art & design by Junpei Tetsuha
2016年11月19日リリース

Pharoah Sanders: Jewels Of Thought (1970) 半世紀の間

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昨日、届いたレコード。結局のところ、ジャズを聴きはじめた頃に隆盛?だったロフトジャズと周辺の奏者に好みが戻ってきた。太い管の音と、背後で躍動するビートを聴いているだけで、多幸感満点だ。辛気くさい(と思っていた)最終期のコルトレーンでのファラオと比べると、ずっと良い。面倒くささ、が全くなく、管の音とビート、それだけ。至ってシンプルだ。その芸風で半世紀の間、魅了し続けるのだから偉大だ。

オリジナル盤でもない、1970年代のちょろいabc傘下インパルス盤(1960年代の面影はない)だけど、例によって「タオル拭き」をやると、すかっと強い音が飛び出るので嬉しい。そんなもんだ。

 

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Pharoah Sanders: Jewels Of Thought (1970, Impulse!)
A1. Hum-Allah-Hum-Allah-Hum-Allah 15:04
A2. Sun In Aquarius (Part 1) 8:22
B1 Sun In Aquarius (Part 2) 19:56
Pharoah Sanders(ts, contrabass-cl, fl, african piano, perc), Lonnie Liston Smith(p, african pianno, african fl), Cecil McBee(b, perc), Richard Davis(b, perc on A2, B1/Left Channel]), Idris Muhammad(ds, perc), Roy Haynes(ds on A1/Right Channel), Leon Thomas(vo, perc)
Design: George Whiteman
Photography By [Cover & Liner]: Chuck Stewart
Engineer: George Sawtelle
Producer: Ed Michel

 

DISCOGSから転載(Impulse!がabc系列になった後の盤)

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華人社会のfinal destination

シンガポールを見ていると、華人社会のfinal destination じゃないか、と思う。特に大陸支配層が考える。良く発達した産業、整然とした街、ヒト。賢人統治の姿態、の成功例。中途半端に西洋化した香港と比べても、である。鄧小平がリークワンユーに相談していた類の話、がなんとなくわかる。

香港や台湾に感じるシンパシイは、その裏返しなんだろうな。 

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シンガポール最後の夜(観光はなし)

終日、学会会場に。その後、懇親会へ。本日はアルコールあり、のアナウンスだが、コストを考えると、期待しないことにした。場所は、シンガポール国立大学構内のレストランScholar、漢字では「秀才」である。何だか、さすが「アジア1」にランクインした大学だ。

学位保有率が極めて低い官庁が主管し、元トップがとてもインモラルかつイリーガルであったりする日本とは随分違うなあ、とも思ったりする。日本の「独立行政法人」の皆様は、交付金削減の話題で盛り上がったりしているから、そりゃ荒廃するよなあ。

それはともかく、料理は抜群に美味く、満足。アルコールは予想通りで、ワイン僅か。それでも同業の連中との議論は楽しく、まずまず満足。フカひれから北京ダックまで頂いた。台湾の濃いオッさん(外省人タイプ)から、学会での選奨を求められて絡まれたり、いろいろあった一日。

ホテル横のバーでようやく一息。一本1000円のビールを有難く頂き、静かに寝ることにした。観光なし、のシンガポールだった。

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シンガポール雑感

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昨夜は学会の懇親会。シンガポール酒類が異常に高価なので、美味しい中華にお茶。何とも締まらない。

隣は黒竜江省の牡丹江出身。シンガポールでメーカーのフィールド技術者をやっている中国人。反対側はサムソン辞めてシンガポールの大学で研究者をやっている韓国人。ともに若いがイキの良さ、が印象的。活気がある華人社会であり、米国的競争社会でもあるシンガポールの成功組であり、またそれを持続させる意欲の強さ、を強く感じた。そのような競争的な若さ、が中国を含めたアジアの技術者の世界だろう。

20年くらい前、米国の技術者(といっても、中国、インド、アラブが大半)に感じた強さ、と空気に近い。日本の電機メーカーの技術者の圧倒的な弱さ、と表裏だったが。その感覚は、さらに強まっている。個の強さ、は社会の強さ、でもある。

前日の曇り空が嘘みたいに晴れた今朝、シンガポールの大学まで歩いていると、シンガポールの古層たる英国的な街の造りの上に、米国的なテイストが塗り込まれているように思えた。そして、その上をベンツに乗った華人が疾走する。あちこちの工事現場には、日曜日であるにもかかわらず、有蓋トラックに鈴なりのインド系労働者が運び込まれる。光の強さ、と同時に翳の強さ、を思った。

すっかり汗をかく頃、人影が少ない大学に着いた。

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吉田野乃子: Lotus (2015) サックスソロの苦手感

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トリオ深海ノ窓とともに、奏者からの直販。

 

 実は、元来サックス・ソロは苦手。学生の頃にブラックストンのフォー・アルトに全く馴染めなかったからだ。息苦しさ、のようなものを押しつけられた感覚、だった。

ようやく管の音響の面白さ、に気づかされたのは最近。ナマで聴いたエヴァン・パーカーのソロで。改めてブラックストンのソロを聴いたらどう感じるのか気になる。まだ聴いていない、のだけど。

このアルバムは軽やかで、電子的な手段(ループなど)を使って、様々な音を作り出している。一貫して感じさせられるのは、音の瑞々しさと美しさ。その点ではトリオ深海ノ窓と同じ。風に乗って遠くから聴こえるような爽やかさがあり、あっという間にアルバムが終わってしまう。

サックスソロの苦手感が雲散霧消、だった。

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吉田野乃子: Lotus (2015, 野乃屋レコード)
1. Take The F Train
2. Desert Island
3. Taka 14
4. Lotus (Improvisation)
5. Uru-kas
6. Excerpt From 15 Lunatics (For My Mother)
7. East River
Nonoko Yoshida (as)

シンガポールへ

朝5時半に家を出て、小松経由で羽田。そしてシンガポールへ。現地時間1730に着陸。日本では1830。入国審査を済ませ、ホテルに辿り着いたのは2000。中心地から離れた、郊外にホテルはある。飛行機の中が寒く、非常に疲れた。高々半日のフライトで、これだけ疲れるとは思わなかった。

シンガポールには何年ぶりだろうか。8年くらいかもしれない。どうも苦手な場所、なのだ。近代化され、小綺麗。猥雑さに欠けている。みなとみらい、のような場所なのだ。今回の宿泊地もそんな感じ。

しかも前回の訪問時よりも円の価値が落ちている。そもそも平均所得が日本よりも高い場所。物価水準は日本よりも高いだろうと思ったが、予想以上。驚いた。

近所のショッピングモールのなかにあるベトナム料理屋で夕食をとったが、ビール1缶が600円くらい。フォー一杯1000円。アメリカの庶民的ベトナム料理屋よりも高い。初日から戦意喪失し、しょげているのだ。こんなつまんない場所で、何でこんなにカネを使わなきゃいけないのだ。やれやれ。

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