Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

朝粥をはじめた

昨夏、昨冬と体調不良が長く、独り暮らしの食生活が気になってきた。まずは、朝にスープや味噌汁をしっかりとるようにした。 

この記事でも引用しているが、北海道のミドリ薬品のtweetを参考にしている。その続きで、さらに朝粥を試してみた。

 

僅か1/4合の米で一食が済み 、満腹感がある。また米食の欠点である時間をおいた後の急激な空腹感もない。程よい空腹が長時間続く。いい案配。

そんな訳で前夜に仕込むと簡単にできる保温ポットでの粥をはじめた。

0.5リットルの保温ポットに1/4合の白米とたっぷりの熱湯。4時間あまりで、茶碗2杯分のお粥。一食分にちょうど。数日続けると、明らかに便通が良い。朝のランニング前に出したいので、嬉しい。

今日は朝ではなく、昼食に中華粥。1/4合の白米、胡麻油、干海老、干貝柱、干椎茸、乾燥ひじき、乾燥わかめを投入。できあがりは、こんな感じ。

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かき混ぜると、こんな感じ。熱い中華粥はなかなか美味かった。

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初夏の1日

仕事を休んで(休日出勤の代休)、源流域に出かけた。今回は、手取川のある支流へ。アプローチが短いので、比較的、楽。 

早朝、未舗装の林道を走る。途中、落石で道が塞がれている。仕方なく、路肩の駐車スペースに止めて、30分ほど歩いて入渓点に向かう。既に日の出後で、日差しが暑い。汗が額を流れる。7時頃、入渓して驚いた、犀川源流と同じく、土石流で渓相が激変。多くの深みが土石で埋まっている。

それでも、奥までは入ったことがない渓流なので、沢沿いに歩く。晴天。1時間近く歩いて、大きな枝沢の出合から釣りはじめる。小さな岩魚しか、かからない。リリースを続けながら、釣り上がる。殆ど深みがなく、平川。結局、沢が狭まり、高度を稼ぎはじめてから釣れはじめた。11時頃。暑い。

源流らしい光景を楽しみながら、餌を流す。大きな深みから、何本か出た。20〜25cm。そうこうするうちに、大きなイワナも出始めた。12時には折り返す、と決めていた。最後と決めた一投に尺イワナがかかった。僅か1時間くらいだったが、尺筆頭に10本、気持ち良かった。日差しが強い。見上げると、源流の奥の上の青空が白々しい感じだった。

急ぐと、帰途はクルマまで僅か2時間もかからなかった。釣ったイワナを塩焼きとムニエルに。そして、よく冷えた白ワイン。美味しい夏野菜をたっぷり添えて。

 

Jason Moran: Bangs (2016) アヴァンギャルド系の奏者が担っている音響的な深みを

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 JOE氏の記事で気がついたが、彼とは逆にDLで$20に引っかかって、手が出なかったアルバム。ジェイソン・モラン、メアリー・ハルヴァーソン、ロン・マイルズという、不思議な組み合わせ。

 2ヶ月近くたって、はっと思い出して、試聴したらイケるではないか。イケる、という表現は軽くて、素晴らしい、というべきか。

モランとハルヴァーソンの、「アヴァンギャルド度」に濃淡あれど、いずれも音響的に強く惹き付ける音が、中庸なマイルズのコルネットの音と見事に溶け合っている。そうアヴァンギャルド系の奏者が担っている音響的な深みを、所謂「現代ジャズ」の骨格に上手く被せたような、ティボーンの近作でまさに成功している、あの美味しさが全開のアルバムなのだ。

最後の曲なんか、それが爆発的に融解していて、ハルヴァーソンのエレクトロニクス的な音が実に素晴らしい。 

 ああ、もっと早く聴けば良かった。$20じゃあ安い。

これが職場のショボイ装置で聴いた感想だから、自宅で聴くのが楽しみ。ジェイムス・フェイバーの録音だしね。

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Jason Moran: Bangs (2016, Yes Records)
1. Crops 01:26
2. Red Sky Green 04:24
3. Cupid 06:57
4. The 13th Fugue 06:37
5. They Come To Us Theme 03:24
6. Gangsterism in the Wind 03:47
7. White Space 06:19
8. My Father's House 07:12
9. Conspiracy Blue 05:45
10. Gangstersim in the Wind Again 03:50
Jason Moran(p), Mary Halvorson (g), Ron Miles(cor)
1,4,5,6,10 - Composed by Jason Moran
2,7,9 - Composed by Mary Halvorson
3,8 - Composed by Ron Miles
Produced by Jason Moran for Yes Records
Recorded by James Farber at Avatar Studios (NYC) October 4-5, 2016
Mixed by James Farber at Avatar Studios
Mastered by Greg Calbi at Sterling Sound (NYC)

Nana Vasconcelos, Antonello Salis: Lester (1985) イタリアの奏者とブラジルの奏者の相性

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ブラジルのヴァスコンセロスとイタリアのサリス(知らない奏者)のデュオ。

期待は淡い狂気、のようなものが醸し出す空間の歪み。

見事に、そんな空気を作っている。昔のイタリア映画の翳り、のような味が美味しい。はっと気がついたのは、イタリアの奏者とブラジルの奏者の相性の良さ。そんな例が少なからずあるように思えるが、どうだろうか? 同じラテン系だからね、だけではないと思うのだけど。

Lester

Lester

 

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Nana Vasconcelos, Antonello Salis: Lester (1985, Soul Note)
1. Trayra Boia 6:38
2. Sogni Caraibici (Caribbean Dreams) 3:12
3 Lester 7:25
4. Rameverde 4:02
5. Verderame 5:15
6. Sunny Island 5:46
7. Ondas "Nos Olhos De Petronila" 6:21
Nana Vasconcelos(perc, voice), Antonello Salis (p, accordion, voice)
Cover: Niridan
Engineer: Giancarlo Barigozzi
Liner Notes: Art Lange
Producer: Giovanni Bonandrini
Recorded December 9 & 10, 1985 at Barigozzi Studio, Milano

Ambrose Akinmusire: A Rift In Decorum- Live At The Village Vanguard (2017) なり難しいことをスムーズに行っているような

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最近の通勤のクルマのなかでは、コレを聴き続けている。典型的なジャズの魅力に溢れたアルバムのようで、そうでないように思えたり、昂奮に満ちているようで、そうでもないように思えたり、何回聴いても全体像がうまく結像しないから。ただ、ドコで切り出しても、何かとても面白くて、ちょっとした中毒的な聴き方になっている。

真っ先に思い出したのはショウのアルバムで、割と透明感のある音でまっすぐ聴かせる印象で。リズムセクションとのバランスもよく、4人で上手く一つの空気を作る感じも。そうそう、ハイ・ノートのブロウで安易に盛り上げない、あたりも。

それは単なる印象論に過ぎないのだけど、何よりも面白いのは、4人の音のまとまりがよく、4人の音で聴かせる場面がとても多い、編曲的な要素に魅力があるように感じたこと。早いピッチの曲の緊張感も良いのだけど、遅い曲を弾きながら、分解しそうな音を緩く繋ぎ合わせ、発散寸前まで分解したり、それを少しづつ結合させて一つの方向までゆっくりとまとめていったり、かなり難しいことをスムーズに行っているように感じたこと、も面白かった。

 さすがに2枚組は重くて、怪しい音も混じっているので、編集して1枚でも良かったかなあ、とも思う。イワユル現代ジャズ的な魅力もあるし、Free music的な音響の魅力を感じさせることもあるし、なかなか楽しいアルバム。他のアキムシーレのアルバムも聴きたくなった。それと、久しぶりにヴィレッジ・ヴァンガードも行きたくなった。

A Rift in Decorum: Live at the

A Rift in Decorum: Live at the

 

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Ambrose Akinmusire: A Rift In Decorum- Live At The Village Vanguard (2017, Blue Note)
(DISC 1)
1. Maurice & Michael (Sorry I Didn't Say Hello) 12:28
2. Response 5:38
3. Moment In Between The Rest (To Curve An Ache) 9:44
4. Brooklyn (ODB) 9:44
5. A Song To Exhale To (Diver Song) 6:40
6. Purple (Intermezzo) 2:01
7. Trumpet Sketch (Milky Pete) 14:21
(DISC 2)
1. Taymoor's World 10:29
2. First Page (Shabnam's Poem) 7:46
3. H.A.M.S. (in The Spirit Of Honesty) 5:10
4. Piano Sketch (Sam Intro) 3:31
5. Piano Sketch (Beyond Enclosure) 4:47
6. Condor (Harish Intro) 2:15
7. Condor 5:46
8. Withered 8:26
9. Umteyo 7:38
Ambrose Akinmusire(tp), Sam Harris(p), Harish Raghavan(b), Justin Brown (ds)

ちゃぷちゃぷレコード編:Free Music 1960〜80 (2016) 現代音楽とジャズ、そしてFree Music

 

Free Music 1960 80

Free Music 1960 80

 

今、好んで聴いている音楽、Free Music。ボクのなかで、あの音の何処に惹かれるのか、それ自体が移ろい、揺らぐ感覚があって面白い。歪んだ、非線形特性を有する鏡のような自分自身の特性を、音を注入して測定しているような、ものだ。

今は楽器、振動部と共鳴手段とからなる物体、の音響の可能性の限界、のようなものが面白くて聴いている、感覚がある。ジャズで云う即興、というものは第2線に退いている。メシアンやケージのピアノ曲の美しさ、に惹かれてから、即興そのものは作曲手段の1つであって、それ自体が目的化することには意味を感じていない。

この本は、幾つかのFree Musicに関するメモ(聴き手、弾き手による)とディスクレビューからなっている。上記のような意識を持ちながら読むと、そのどちらも面白い。特に横井氏の欧州におけるFree Musicの成り立ちは、現代音楽とジャズ、そしてFree Musicの関係を知る上で面白かった。

ディスクガイトに特化した続編も出たようだ。

Free Music 1960 80: Disk Guide Edition

Free Music 1960 80: Disk Guide Edition

 

残念なのは、続編とともに1980年までであること。ボクが幾つかのライヴを体験して、Free Musicに興味を持ったのが1980年から1985年くらいなので、実際に何となく理解できる時代が対象。1980年代以降に大期待なのだけど、出版予定はあるのだろうか?田中啓文氏の著作の続編とともに、読みたい。 

追記:

Free Music 1960〜80の本編、続編ともにKindle本がある。追いかけ購入する積もり。ともに紙媒体で購入したが、ディスクガイドとKindleの相性は良いと思えるのは、レコード屋に持って行き、その場で確認とれること。脳内の記憶容量・品質ともに、毀損し続けている身としては、つくづくそう思う。

フリー・ミュージック1960~80: 開かれた音楽のアンソロジー

フリー・ミュージック1960~80: 開かれた音楽のアンソロジー

 
Free music 1960~80: Disk Guide

Free music 1960~80: Disk Guide

  • 作者: 末冨健夫,金野吉晃,河合孝治,横井一江,豊住芳三郎,川口賢哉,牧野はるみ,織田理史
  • 出版社/メーカー: TPAF
  • 発売日: 2017/01/23
  • メディア: Kindle
  • この商品を含むブログを見る
 
聴いたら危険! ジャズ入門 (アスキー新書)

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Diego Barber: One Minute Later (2017) ハーランドはいいなあ、と改めて思わせる一枚

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 クレイグ・ティボーン聴きの一環で聴いた前作はよかった。ティボーンとギターが重なり合うミニマル的な旋律が美しく、一時は繰り返し聴いていた。そんなことで、新作にも手を出した。Bandcampの場合、単価はCDより安いので、購入の敷居は低い。$9だからね。ディジタル音源については、媒体へのコダワリはない。

前作のようなマジカルと云っていい程の音響の魅惑はない。確かに、ティボーンが醸し出す空間、なのだ。その代わり、ということでもないが、ハーランドのドラムがとてもいい。クラシック・ギターを使ったジャズって、スムーズなBGMになってしまうことが多いように思えるが、ハーランドの強い躍動感がその弊から救って、実に今のジャズらしい味をつけている。打楽器の多用も色彩感豊か。冒頭のマリンバが意表を突く感じで面白かった。

 ハーランドはいいなあ、と改めて思わせる一枚。前作のティボーンといい、Diego Barberって、そんな人?

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Diego Barber: One Minute Later (2017, Sunnyside)
1. Jacaranda
2. Atlas
3. Dilar river
4. Mulhacen
5. Trevenque
6. Big House
7. Veleta's Peak
8. Elevira Maria
Diego Barber (g), Ben Williams (b), Eric Harland (ds), Alejandro Coello (marimba, vibraphone, tympani, gongs, crotales, tam-tam and kalimba )

 

豪雨のあとの犀川源流域・倉谷川(土石の大量流入)

10日ほど前、金沢周辺では記録的な豪雨に。通常の犀川ダムへの流入(倉谷川、二又川)は、雪代の時期で15t/秒、雪代が消えた時期で5t/秒。それが200t/秒の流入量を記録している。それをダムが支え、下流域への災害を防いでいる。

犀川源流域では大量の土砂流入があったようで、未だに犀川の強い濁りはとれていない。

昨日、Tさんと犀川源流の倉谷川へ。

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犀川ダム。強く濁っている。時間の経過による希釈化と沈殿を待つのみか。ダム湖には流木も多く流れていた。

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ダム湖流入する小渓(谷というほどでもない小川)もこの通り。激しい土石流がダム湖に押し出されている。倉谷川の枝沢も同じ状況で、大量の土石が流域から流れ込んでいる。

 

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倉谷川には大量の礫が。河床が大小の砂礫で埋め尽くされている。

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渓谷の至る所にあった深みには砂礫が詰まり、川全体が平川に。平均水深がかなり浅くなった印象がある。

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ここは落差2.5m程度の落とし込みと小さなプールの箇所。砂礫で埋め尽くされている。気がつかずに通り過ぎた。(帰途、撮影)

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流木も多い

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念願の魚止の滝まで遡行したが、滝壺の手前も埋まっていて瀬に。川全体が平川になったような、ショッキングな事態。出水とともに砂礫は岸に押し出されて行くのだろうが、渓相の復帰には時間がかかるように思えるのだが、どうだろうか。

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釣りも楽しんだが、ポイントの変貌に気持ちは少し暗かった。

梅雨明け前

 梅雨明け間近で、ぐずついている。一昨日は激しい雨。友人に自宅まで送ってもらったが、雷光が何回も。何となく、梅雨明けが近づいているように思えた。

しかし今朝も雨。雨上がりの中、金沢外縁の峰が雲の中から現れ始めた。直ぐにでも、山の中に入りたい気持ちだ。

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南には犀奥の峰

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東にはキゴ山から医王山

盛夏の知らせ(中本農園のトウモロコシ)

近所のスーパーに中本農園のトウモロコシが並びはじめた。梅雨がもうすぐ終わり、盛夏の到来を美味しく知らせる。毎年、楽しみにしているトウモロコシが並びはじめた。

辰巳農園の枝豆はいつだろうか? 違う枝豆を求めたが、やはり違う。

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井野信義, Lester Bowie: Duet (1985) 音の深さや起伏の大きさ、のようなものを聴かせる

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昨日、ボクはAEOCと縁が薄いようなことを書いた。ロスコー・ミッチェルは特にそうだ。

レスター・ボウイは、ジャック・デジョネットのバンドで聴いていたので、AEOCのなかでは一番聴いている。あの噴き出すような乾いたような音色、は好きだ。

このアルバムはレスター・ボウイ井野信義のデュオ。このレコードが出た30年以上前に購入したもの。久しぶりに聴いた。

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このアルバムは2人のインプロヴィゼーションのアルバム、ではない。むしろ作曲・編曲された秩序のなかで、彼らの音の深さや起伏の大きさ、のようなものを聴かせる感じ。

だから、録音の良さも相まって、重低音で積分的な音を積み重ねる井野と、乾燥したような高音で微分的に空間を切り裂くボウイの音響的な楽しさ、が詰まっている。井野のシンセサイザは、今で云うelectronics的な使い方で、空間定義の補助剤。結構聴かせる。

 ふと最近聴いたような気がした。沖至と井野のアルバムを思い出した。井野信義のベースは変わらず個性的であり、力強いものなのだ。いいなあ。


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井野信義, Lester Bowie: Duet (1985, Paddle Wheel )
Released: 1985
A1. Kami-Fusen (Nobuyoshi Ino) 8:53
A2. Moon Over Bourbon Street (Sting) 5:45
A3. Fela(Lester Bowie, Nobuyoshi Ino) - Ellen David (Charlie Haden) 5:45
B1. Baku-No-Akubi (Nobuyoshi Ino) 4:37
B2. Wishful Thinking( Lester Bowie) 8:01
B3. Three-Legged Race (Nobuyoshi Ino) 3:15
B4. Goin' Home (Dvorak) 4:21
井野信義(b, synth), Lester Bowie(tp)
Engineer: 及川公正
Co-producer: 井野信義
Producer: 悠雅彦
Recorded 1, 2 August 1985 at The Sound Inn, Studio A, Tokyo, Japan.

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(ECM 2494/95) Roscoe Mitchell: Bells For The South Side (2015) 精緻な音の空間

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ボクはAEOC関連のアルバムについては、ブリジット・フォンテーヌでしか聴いていなくて、極めて縁が薄い。だから、このアルバムが彼らの過去の業績に照らしそうか、なんてことは書けない。むしろ、ソーリーとかテイボーンとかの参加が気になっていた。

AEOCについては苦い思い出がある。1984年の横浜公演のとき、当日券があるだろうと思い、関内ホールまで出かけた。当日券がない、と知ってがっかり。ホールの中の賑やかな音を後ろに、仕方なくエアジンに入った。その帰り、関内ホールから出てくる人々を見て、どれだけ悔しかったことか。永遠に彼らの音楽を体験する機会を失ったのだ。

そんなことを考えながら、このアルバムを聴きはじめたが、ロスコー・ミッチェルが何者であるか、そんなことは意識の外に出て、ソーリーやテイボーンのアルバムと同じく、精緻な音の空間が構築されていく様を楽しむことができた。

アルバムタイトルの「ベル」が何の隠喩なのかは知らないが(ライナーも読んでいない)、節目節目で響くベル。とても疎な音空間から、密度の高い音まで、色彩豊かで変化に富んだ音が続く。ロスコー・ミッチェルのサックスは点景の一つであり、モダン・ジャズから現代音楽までの語法で、様々な奏者の様々な音が整然と綴られている。

とても大きな世界観を感じるのだけど、それは何だろうか。気になって、仕方がない。

MITCHELL, ROSCOE

MITCHELL, ROSCOE

 

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(ECM 2494/95) Roscoe Mitchell: Bells For The South Side (2015)
(DISC 1)
1. Spatial Aspects Of The Sound (Roscoe Mitchell)12:14
2. Panoply (Roscoe Mitchell)7:37
3. Prelude To A Rose (Roscoe Mitchell)12:45
4. Dancing In The Canyon(Craig Taborn, Kikanju Baku)10:24
5. EP 7849 (Roscoe Mitchell)8:14
6. Bells For The South Side (Roscoe Mitchell)12:36
(DISC 2)
1. Prelude To The Card Game, Cards For Drums, And The Final Hand (Roscoe Mitchell)16:03
2. The Last Chord (Roscoe Mitchell)12:27
3. Six Gongs And Two Woodblocks (Roscoe Mitchell)7:50
4. R509A Twenty B (Roscoe Mitchell)1:34
5. Red Moon In The Sky / Odwalla (Roscoe Mitchell)25:49
Percussion, Bells [Tubular Bells], Glockenspiel, Vibraphone, Marimba, Rototoms, Cymbal [Cymbals], Bass Drum, Wood Block [Woodblocks], Timpani – William Winant (tracks: 1-1, 1-2, 1-5, 1-6, 2-2 to 2-5)
Piano, Organ, Electronics – Craig Taborn (tracks: 1-1, 1-2, 1-4 to 1-6, 2-2, 2-5)
Sopranino Saxophone, Alto Saxophone, Alto Clarinet [Contra-Alto Clarinet], Electronics – James Fei (tracks: 1-1, 1-2, 1-5, 1-6, 2-2 to 2-5)
Sopranino Saxophone, Soprano Saxophone, Alto Saxophone, Bass Saxophone, Flute, Piccolo Flute, Recorder [Bass Recorder], Percussion, Composed By, Liner Notes – Roscoe Mitchell
Trombone, Piano, Drums, Percussion – Tyshawn Sorey (tracks: 1-1 to 1-3, 1-5, 1-6, 2-2, 2-5)
Trumpet, Piccolo Trumpet – Hugh Ragin (tracks: 1-1 to 1-3, 1-5, 1-6, 2-2, 2-5)
Double Bass, Bass Guitar, Percussion: Jaribu Shahid (tracks: 1-1, 1-2, 1-5, 1-6, 2-1, 2-2, 2-5)
Drums, Percussion: Kikanju Baku (tracks: 1-1, 1-2, 1-4 to 1-6, 2-2, 2-5), Tani Tabbal (tracks: 1-1, 1-2, 1-5, 1-6, 2-1, 2-2, 2-5)

Design: Sascha Kleis
Photograph: Paul Esposito, Susanna Ronner, Wendy L. Nelson
Mastered by Nicolas Baillard
Mixed by Gérard De Haro
Recorded by David Zuchowski, Steve Lake
Producer: Steve Lake
Recorded September 2015 at Museum of Contemporary Art Chicago [on the occasion of the AACM’s 50th anniversary].
Mixed May 2016

犀川の濁り(ランニング20km)

本日は久しぶりのランニングへ。自宅から犀川上流の熊走大橋まで。往復20km。標高差は100m以上のアップ・ダウンなので走り応えは十分。もっとも、久方走っていなかったので、LSD。それでも15kmを過ぎてからの満腹感は尋常でなく、この夏は走り込まないといけない、金沢マラソンに出るので。

このコースの魅力は犀川を巡るコース。上流でも犀川両岸に路があるので、登り下りで違う路を走ることが出来、飽きない。全コースを犀川両岸に分けると、恐ろしく距離が伸びるので、辰巳から上で両岸を走っているが。

今回、気になったのは1週間に達する犀川の濁り。先週の日曜日に犀川ダムからの導水管から吐き出される水が土色で、ダム上流での土砂の崩落を知った。以降、犀川は濁り続けている。今回のランニングでも、濁りが依然続いていることが確認でき、収まる時期が読めないなあと思う。

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犀川の水を引く辰巳用水も。兼六園は?

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末の農業用水も

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熊走大橋

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熊走大橋から下を覗くと、駄目だねえ。

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下流の蛍橋でも

 

豪雨の後

土曜日は豪雨の後の余録、を求めてK太師匠と渓流へ。釣った魚で呑む算段もあるので、釣果が気になる。

入りたかった川は水量が多そうで、違う場所へ。思惑通り、堰堤には大きな岩魚が付いていた。2人で尺2本。周辺含め、満足の釣果だった。完全な夏空で山中にも関わらず30℃越え。帰着した金沢では33℃だった。

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竿の下が31cm。尺丁度とは思えぬ強い引きで、取り込みまで随分と暴れた。大満足だった。